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ここがすごい
一般財団法人境港市農業公社 : 境港
手作業で丁寧に育てる希少な国産和綿「伯州綿」
2026年1月22日
◇「綿畑のある風景」を復活させたい◇
伯州綿(はくしゅうめん)は、鳥取県西部の弓浜半島で江戸時代に栽培が始められ、最盛期には国内有数の綿の産地に発展しました。しかし、時代とともに外国産の綿に押され衰退していきました。
境港市農業公社では、2008年から綿畑を再興し、伝統的な地域資源である「伯州綿」を後世へ継承していく取り組みを始めました。
◇農薬・化学肥料不使用栽培◇
耕耘以外はすべて手作業で、農薬や化学肥料を使わず、人や環境に配慮した安心・安全の綿づくりを行っています。
◇伯州綿栽培サポーター◇
農薬や化学肥料を使わない綿づくりには、たくさんの人の手が必要となります。栽培サポーターは、指定された畑で種まきから収穫まで1年を通して伯州綿の栽培を行い、収穫した綿は農業公社が買い取っています。伯州綿栽培は、市内外から集まる約100人のサポーターの方々に支えられています。
◇やさしい肌触りと、まごころを贈る◇
収穫した綿は様々な製品に加工されます。境港市では、伯州綿で作った「おくるみ」を境港市で生まれた赤ちゃんに、「ひざかけ」を100歳を迎えられる方へ毎年贈呈しています。保温性・弾力性に優れた伯州綿のやさしい肌触りが、赤ちゃんからお年寄りまでご好評いただいています。
◇地域でつなぐ ぬくもりの綿リレー◇
おくるみを受け取った親子には、次におくるみを受け取る親子のために種まきや収穫に参加してもらっています。地域の人たちの手で育てられたぬくもりの綿が、地域の人と人をつなぎ伯州綿を次の世代へとつないでいます。
