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ここがすごい

(有)桂月堂 : 松江
ハーンが紡いだ物語「飴を買う女」にちなんだ米飴使用の小倉乳菓『子守り饅頭』発売開始!

2025年9月12日
子守り饅頭
子守り饅頭
母の愛は死より強し
母の愛は死より強し
水飴(米飴)を使用したなつかしい味
水飴(米飴)を使用したなつかしい味

❖有限会社桂月堂は、ハーンこと小泉八雲が再話した物語「飴を買う女」を由来とした、米飴使用の小倉乳菓『子守り饅頭』を販売開始します。

🏯桂月堂は文化六年(1809年)創業。松江の茶の湯文化とともに約二〇〇年歩んできました。創業以来、菓子造りに専念し、古より受け継がれた手技を守り続けています。特に「餡(あん)」へのこだわりを活かした商品は県内外のお客様にご愛顧いただいています。

【ハーンが残した“母の愛の強さ”の物語。現代のお菓子を通して伝えたい】

・今回の商品は、松江をこよなく愛したハーンが当時町人から聞いた話として残した、松江の内中原にある大雄寺(だいおうじ)に伝わる「飴を買う女」にちなんでつくった饅頭です。

『この物語は、顔色が悪くやせた女が毎夜、水飴を買いに来るのを不審に思い、女の後をついて行くと寺の墓場で赤ん坊を見つけた、というお話です。ハーンはこの物語を特に好んでいたと言われ、「母の愛は死よりも強い」とこの物語が結ばれていることは、幼いころに母親と生き別れたハーンの心情が垣間見えるようです。』

【物語に登場する水飴(米飴)を使用したなつかしい味】

・桂月堂(旧名:因幡屋)はハーンが松江に来る八十年前、松江藩で唯一軒許された飴屋として商いをはじめていました。その場所はまさに話しに登場する飴屋と同じ大雄寺のすぐ近く。そんなご縁から本商品を考案しました。

・小泉八雲がこよなく愛した文豪ラフカディオ・ハーンの日本の面影の中の「飴を買う女」をあしらい、ふっくらと焼き上げた焼きまんじゅうの中に二百年の技と伝統の煮あげた小豆に、物語にも登場する米餡をたっぷりと配しました。

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